初心者・20代サラリーマンが投資をはじめるときのポイントとは?
ここでは、初心者・20代サラリーマンが投資をはじめる際のポイントを2つ解説します。
余裕資金でスタートさせる
初心者が投資をスタートさせるときは、「期待通りに値動きするかどうかわからないリスク」を考えた上で、少額からはじめることが大切です。
少額投資ならば、運用資金が少ないため、購入時の価格より下がった場合でも、大きな損失を防ぐことができます。
また、少額ではじめるためには、積立投資がおすすめで、投資には「タイミングを見計らって投資信託などを少しだけ購入する方法」と「定期的に一定額ずつ購入していく方法(積立投資)」があります。
少額でもコツコツと積立投資を長期で続けてれば、目先の値動きに惑わされることなく、安定的に資産運用ができるでしょう。
20代サラリーマンの場合、結婚資金や住宅資金、転職など、ライフステージの変化に応じて、お金が必要な場面が出てくる可能性もあります。
そのため、「お金が必要なときにすぐに使える」という点を考慮することも大切です。
投資と貯蓄のバランスを考慮した資産形成を行っていれば、急にお金が必要となった場面でも、スムーズに対応できるようになります。
資産の分散をする
投資のリスクを低減させるためには、「資産・銘柄」「地域」「時間」の3つの分散がポイントです。
・資産や銘柄の分散
例えば、株式や債券など、値動きが異なる複数の資産や銘柄でポートフォリオを組むことです。
経済動向の変化による値下がりリスクの分散ができます。
・地域の分散
例えば、日本や外国の株式、外国なら先進国や新興国などと、異なる地域の投資商品を組み合わせることです。
地域ごとの経済状況変化で生じる価格変動リスクを分散できます。
・時間の分散
投資するタイミング(時間)を分散させることで、例えば、同じ投資信託を毎月決まった金額分だけ購入するなど、少額かつ定期、定額で投資を行うことにより、時間の分散ができます。
投資信託は、経済動向によって、毎営業日基準価額が変動するのが特徴です。
そのため、タイミングによっては、高い基準価額で投資するときと、低い基準価額となるときがあります。
しかし、すべてをならすと投資価格が平準化されるため、結果的に1回あたりの投資価格を抑え、価格変動リスクを軽減する効果があるのです。
これら3つの「分散」を意識して投資を実践すれば、資産運用におけるリスクを軽減しやすくなります