投資の種類一覧 ~代表的な投資9選(銀行取扱いなし)~

投資と聞くと、投資信託や株式をイメージする人が多いのではないでしょうか?

 


しかし、他にも投資商品には複数あり、商品によって、期待できる利益や損失の度合い、取扱いをしている金融機関は異なるものです。

 


ここでは代表的な9種類の投資商品の銀行で取扱いしていないものをご紹介!

 

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銀行で取扱いをしていない投資の種類

ここで紹介する投資商品は、証券会社やFX会社など、種類ごとに取扱いできる会社が決まっています。

 


▶︎株式投資

企業が資金調達のために発行する株式を売買し、その差額利益や配当金を期待する投資方法です。

 


株価は、企業の業績や景気状況、各投資家の売買状況(需要と供給)などの影響を受けて常に変動しています。

 


株式の現物取引では、自分が投資した金額以上の損はしないので、余裕資金で行うことや、少額の投資とすることでリスクの低減が可能です。

 


その他、株式を売らずに保持すると、配当や株主優待などのインカムゲインも期待できます。

 


▶︎FX(外国為替証拠金取引

FXとは「Foreign Exchange」の略で、外貨を売買して、その差益を得る投資手法です。

 


外貨の為替差益によって収益を得る投資方法には、先に紹介した外貨預金もあります。

 


FXでは、「レバレッジ」という手持ちの資金を超えた金額で、取引できる仕組みが利用可能です。

 


レバレッジをかけることで、担保となる資金(取引保証金)の何倍もの金額を取引できますが、これにより、少ない資金で大きな投資が可能です。

 


ただし、思惑と逆の方向に為替が動いた場合には、損失が大きくなる恐れもあるため、注意しましょう。

 


▶︎暗号資産(仮想通貨)

暗号資産(仮想通貨)とは、インターネット上でやりとりされる通貨のことで、公的な発行主体や管理者が存在しないのが特徴です。

 


「仮想通貨」という名称を、聞いたことがある人も多いかもしれません。

 


しかし、2020年5月1日に改正資金決済法と、改正金融商品取引法が施行され、「仮想通貨」という呼称から、「暗号資産」に切り替えられました。

 


暗号資産は、短期間で価値が何倍にもなる可能性がある一方で、需要の増減や市場の変動によって、価格が大きく下落するハイリスク・ハイリターンな商品です。

 


また、取引所の廃止やハッキングなどによって引出せなくなる可能性もあります。

 


2020年の法改正によって、不正行為などに対して、法規制が行われるようになりました。

 


しかし、預金保険機構のような補償があるわけではないため、注意が必要です。

 


▶︎ETF(上場投資信託

ETFとは、「Exchange Traded Funds」の略で、日本語に訳すと上場投資信託です。

 


ETFは、先に紹介したような投資信託のうち、証券取引所に上場しているものを指します。

 


株式と同様に証券取引所を通じて売買取引できることが特徴で、なお、ETFでは上場しているもののみが対象であるため、一般的な投資信託と比較すると、商品数や種類が少ないという特徴もあります。

 


▶︎不動産投資

不動産投資は、利益を得ることを期待して、土地やアパートなどに投資する方法です。

 


例えば、物件価値の上昇を期待して不動産を購入し、価値が上がったときに売却して利益を得ることや、購入した不動産を人に貸して家賃収入を得ることもできます。

 


ただし、不動産購入資金が大きくなる傾向にあるため、初心者にはおすすめできない投資方法です。

 

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▶︎個人向け社債

社債(しゃさい)とは、企業が投資家から資金を募るときに発行する有価証券です。

 


先に紹介した国債のように、債券上に償還日や利払日、利率(クーポンレート)などが明記されています。

 


企業が投資家から資金を募る目的で発行する有価証券には株式もありますが、株式と異なるのは、発行した企業に返済義務を課す点です。

 


▶︎金(きん)

金は、世界共通の価値で扱われている投資資産です。

 


金の取引は米ドルで行われ、日本国内での金価格は、米ドルの為替相場の変化に応じて上下します。

 


金は世界情勢の変化に強いことが特長ですが、そのため、「有事の金」とも呼ばれ、株安などが起きると、安全資産として金を買う人が増えるといわれています。

 


なお、埋蔵量に限りがあるため、金を買う人が増えて価値が上がる場合はあっても、歴史上、無価値になったことはありません。

 


▶︎先物・オプション

先物オプション取引は、おもに株式や債券、通貨、金利などの原資産から派生した商品で、まとめてデリバティブ(派生商品)といわれることがあります。

 


相場の見通しに沿って価格が動けば大きな利益が期待できますが、見通しが外れた場合の損失も大きくなりやすい特徴があります。

 


このように、先物取引オプション取引は、ハイリスク・ハイリターンとなるため、初心者向きの投資ではありません。

 


▶︎MMFMRF

MMFMRFは、どちらも株式を一切組み入れず、国債社債などを中心に運用する公社債投資信託の一種です。

 


どちらも元本保証はされていませんが、元本割れのリスクが低く、1円以上1円単位で購入できるなど、初心者にも始めやすい特徴があります。

 


ただし、日本銀行のマイナス金利政策の導入によって、現在は事実上の運用が難しい状況となっている点には注意が必要です。