《30代の転職事情》 転職成功者の平均年齢は上がっている!
30代での転職は年齢的に厳しいのでは?と考える人もいることでしょう。
しかし、調査では転職成功者の平均年齢は年々上昇傾向にあり、2019年の上半期に転職を成功させた方の平均年齢は31.7歳というデータもあります。
また、転職成功者の年齢割合を見てみると、30代以上で転職する人の割合は約50%にのぼり、転職を成功させた2人に1人は30代以上という結果が出ています。
データでは、35歳以上の方が全体の約28%を占めていることも分かります。
『35歳転職限界説』という言葉がありますが、転職成功者の4人に1人は35歳以上という結果からわかるように、30代からの転職はそれほど珍しくないと言えるでしょう。
35歳転職限界説とは?
転職は35歳頃が限界であり、そこからは需要が大きく下がるため転職が難しくなるという説があります。
転職ブームであった2006~2007年頃に、就職氷河期(1993~2002年)に採用できなかった、若い世代を採用する企業が多くなったため、35歳以上の人材への需要が少なくなったことから生まれました。
しかし、30代以上の転職希望者のすべてが成功するわけではありません。
転職を成功させるには、企業側がどのような人材を求めているのかを押さえておくことが大切です。
▶︎30代の転職者には「即戦力」が求められる!
30代の転職者には、「専門性の高さ」「即戦力となるスキル」「マネジメント力」が求められることが、調査でわかっています。
35歳以上を対象とした調査ですが、30~34歳に対しても、同じような能力が求められる可能性が高いといえます。
なぜなら、30代になると20代の頃のようなポテンシャル採用を見込めない場合がほとんどだからです。
とくに30代後半からの転職は、企業の即戦力となる「専門性」「経験」「マネジメント力」などのスキルがないと、転職を成功させることは容易ではありません。