【経営初心者向け】経営資源の配分の基本戦略を解説

経営・マネジメント経営戦略

企業が事業活動を持続・発展させるためには、経営資源を適切に把握し、分配することが必要です。


ここでは経営資源について、資源配分の基本戦略を解説します。

 

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▶︎経営資源の配分を決める基本戦略

経営・事業の状態に合わせて経営資源を適切に配分することで、自社の強みを活かし、市場における競争力を高められます。


経営資源の配分を決めるための基本戦略としては、主に次の2つがあります。

 


選択と集中

選択と集中とは、自社の得意分野に集中的に投資し、苦手な分野では経営資源の整理・撤退を行うことをいいます。

 


得意な分野に専念することで、効率的な事業運営が可能で、得意分野を把握するには、コアコンピタンスという概念を理解することが重要です。

 


これは自社の中核となる強みを指す言葉であり、コアコンピタンスを中心に経営資源を配分することで他社との差別化を図れます。

 


PPM

PPM(プロダクト・ポートフォリオ・マネジメント)とは、自社の事業を分析し、投資すべきか否かを判断するフレームワークです。

 


市場の成長性とシェアの2つの軸で、次の4つに分類されます。

 


①花形:成長性とシェアがともに高い
利益が出しやすい一方、競合も多く存在します。

 


そのため、競争を勝ち抜くには、経営資源を継続的に投資する必要があります。

 


②問題児:成長性が高いがシェアは低い
市場の成長率が高く魅力的な事業ですが、シェアが低いため利益を上げるには、大規模な経営資源の投資が必要です。

 


③金のなる木:成長性は低いがシェアが高い
成長性が低く、市場における競争は激しくないため、経営資源の配分が少なくても、シェアを維持し利益を出すことができます。

 


④負け犬:成長性とシェアがともに低い
成長性・シェアがともに低いため利益を出しにくく、撤退や経営資源の整理を検討すべき事業です。

 


まとめ

 


経営資源は大きく6つに分類することができ、それぞれに適切なマネジメント方法が存在します。

 


この記事を参考に、経営資源のマネジメント方法や、配分の基本戦略を押さえておきましょう。

 

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