がん保険のメリット・デメリットとは?

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メリット1. 診断給付金(一時金)や通院給付金が受け取れる

 


がん保険では、医療保険の基本保障には含まれない「がん診断給付金(一時金)」や、「がん治療給付金」といった保障があります。

 


例えば、がん診断給付金は生まれてはじめてのがんと診断されたとき、100万円や200万円など、まとまった給付金を受け取れます。

 


給付金の使い道は特に決められていないため、医療費の自己負担分や入院中の食事代、差額ベッドなど、さまざまな費用の支払いに充てることが可能です。

 


また、商品によっては複数回にわたって給付金が支払われるものもあり、がんの再発や長期にわたるがん治療に備えられます。

 


メリット2. 入院日数に制限がない商品もある

 


医療保険では、通算入院支払限度日数に上限が設けられてることが多いですが、がん保険では無制限であることが一般的です。

 


「通算入院支払限度日数」とは?

入院給付金が支払われる上限日数のこと

 


この調査によると、がん患者の平均入院日数は「17.1日」と、平均でも2週間以上の入院が必要とのデータが公表されています。

 


また、がんは再発のリスクがあるため、入院日数がトータルでさらに増えることもあります。


それらの入院日数をカバーするには、日数上限のある医療保険よりも、がん保険のほうが適していると言えます。

 


保険会社によっては入院をしていなくても、がんの治療を目的とした放射線治療や、抗がん剤治療などを受けた月ごとに、給付金が支払われる保障もあります。

 


そのため、がん保険に加入していれば、入院だけでなく通院治療に移行したあとも、手厚く保障してもらえるでしょう。

 


メリット3. 高額な治療に特化した特約が豊富にある

 


がん治療は、先進医療や化学療法(抗がん剤など)、放射線治療など公的医療保険制度の適用外の治療も多く、医療費の自己負担額が高額になることが多いですね。

 


そのため、がん保険には、がんの特性に備えた特約が豊富に用意されています。

 

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デメリット1. がん以外の病気やケガに対応できない

 


がん保険はがんを対象とした保険のため、その他の病気やケガには保障対象外となります。

 


一方、医療保険は、がんを含め幅広い病気やケガに保険適応されます。

 


もしがん保険には加入せず、医療保険のみの加入で、がん治療に対しても手厚くカバーしたい人は、医療保険にがんを保障する特約を付ける方法もあります。

 


デメリット2. 保障されない免責期間がある

 


免責期間とは、契約後保障が受けられない期間設定のことで、がん保険では90日または3か月程度の免責期間が設けられていることが一般的です。

 


がん保険に加入後がんが発覚時が免責期間中であった場合、給付金は受けとれません。

 


がん保険の乗り換えを考えている場合は、保障期間に空白を生じないように注意が必要です。

 


免責期間が終わるまで、古いほうのがん保険を解約せずにおいておくのも1つの方法です。